サンケイプラザマガジン

今時の会議室事情から、セミナー開催のコツなど発信します。

ノウハウ

参加者の生の声を聞くために。アンケートの回収率を上げるコツとは?

セミナーやイベントの質をより高めていくために必要なのは参加者、お客さんの声を聞くことです。
会場に足を運んでくれた方たちの声は貴重なものであり、有効活用したいところです。
一方で、参加者にとって「アンケートを書く」という行為は時間と手間がかかるというのが本音なのではないでしょうか。
主催者側が得たい情報が得られなかったり、アンケート自体を未記入のまま帰ってしまう参加者も少なくないと思います。
そこで今回は、セミナー・イベントにおけるアンケートの重要性と回収率を上げる方法について考えていきたいと思います。

参加者の「生の声」でイベントをブラッシュアップ!

参加者にアンケートを取ることのメリットは、何と言っても実際に足を運んでもらった方の「生の声」を知ることができる点です。
今回開いたイベントが参加者にとって有意義な時間だったのか、また、次回以降開催する際の反省材料や課題を知ることでイベントをより良いものにしていくことにも繋がります。
開くのは主催者ですが、イベント開催は参加者がいて初めて成り立つものです。
参加者とともにイベントをブラッシュアップするためにもアンケートは重要なのではないでしょうか。


事前に聞ける項目は、アンケートフォームで聞いておく

当日の参加者の負担を減らすためにも、事前に聞くことができる項目はメールやアンケートフォームを作っておいて聞いておく方法もあります。
参加の目的やイベントを通して得たいことや学びたいことなど、参加者がなぜ会場まで足を運ぶのか、イベントへの出席・申し込みが完了した時点で聞くことも可能です。
Googleフォーム」などの無料のアンケートフォームがおすすめです。
これらのツールを使って事前に得られる情報は把握しておくといいでしょう。


「アンケートタイム」を作る!

参加者にアンケートを書いてもらう時間は確保できていますか?
休憩時間やイベント終了後など空き時間を使って書いてもらっている人も多いのではないでしょうか。これらの時間は参加者にとって休憩をしたり、次の予定の時間が迫っていたりしてゆっくりアンケートを書けない場合もあるかと思います。
これらの対策としては、あらかじめイベントのスケジュールにアンケートを書く時間を設けておくことです。時間は5分~10分など短くて構いません。
参加者にじっくりアンケートを書いてもらうことで回収率も上げられ、より質の良い意見をもらえる可能性も高まります。イベント内に「アンケートタイム」を設定しておくと良いでしょう。


アンケート回収はスタッフが直接取りに行く

参加者に書いてもらったアンケート。せっかく書いてもらったのに、回収できずに終わってしまうのはもったいないです。
アンケートBOXを設置していても確実に回収できる保証はありません。
そこでおすすめなのが、スタッフが参加者の側まで行き直接回収するという方法です。
この手法のメリットとして、回収率が高まることに加えて参加者に与える心理的な効果があります。
スタッフが直接回収しに来るアンケート用紙を白紙のまま渡すのは、渡しづらいのではないでしょうか。
回収率アップに加え、「何か書いてもらう」という2つのメリットがあると思います。


その他の細かいテクニック

他にもアンケートの回収率を上げるためのテクニックはあります。

・アンケートの項目を増やしすぎない(分量は1枚がベスト)
・重要項目は一番前に
・「SmartClick」などのアンケート集計ツールの使用

細かいことですが、これらは回収率を上げるためのテクニックの一つです。意識しておくと良いでしょう。


まとめ

イベント・セミナーを開く際のアンケートの重要性・回収率を上げるためのコツについてまとめてきました。
繰り返しますが、参加者の「生の声」を聞くことはどんな情報よりも貴重なものです。これらのテクニックを取り入れて、回収率アップに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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